クリスマス深夜のお楽しみ [クリスマス]
毎年恒例になった”クリスマスの約束”をご存知だろうか?
今年で9回目になる小田和正のクリスマスライブ番組が昨夜MBSで放映された。
私は毎年この番組が好きで必ず見ている。
今年は小田和正が”前からやってみたかった企画”という事で著名なアーティスト21組34名が参加。
それぞれの代表曲を全員が支えあい歌い継いで行くこの企画。参加メンバーはいきものがかり、AI、松たか子、キマグレン、スターダストレビュー、鈴木雅之、佐藤竹善、JuJu、清水翔太、藤井フミヤなど豪華メンバーが揃う。
1年前から小田は各アーティストに賛同の願いの手紙を送り、幾度となく企画会議を行うが紆余曲折の連続。
小田から見ると息子くらいのアーティストの感性は、この企画自体が無理と言い切る。
制作スタッフとも意見の相違でたびたび頓挫するシーンが写しだされ、歌をなりわいとするもの同士のぶつかりあいがこんなにも難しいと小田は考えあぐねてしまう。
”やってみないとわからない”
スタジオ入りしたアーティストたちは小田のタクトで、学芸会の様に練習に励み、歌をつむいでいく。
4ヶ月前、3ヶ月前とカウントダウンされ各々のアーティストの表情はやがて高揚した喜びに変っていく。
やがて練習もフィナーレを迎え、打上の席で小田はタイトルを発表する。
22分50秒
やがて当日が訪れ、緊張の内にそれは始まった。
誰もが聞いた名曲がハイタッチで受け継がれ、完璧なまでのバッキングボーカルが怒涛の様に押し寄せる。
前に出すぎず、Proとしての最高の歌声が観客を涙させる。
喜びを越えた一体感。
やがて、大合唱を終えたアーティストたちに押し寄せたのは鳴り止む事のない拍手の嵐。
互いに抱きあい、褒めたたえるそれぞれの目には涙が流れた。
私はかつてこんな奇跡を見たことがない。
小田は最後にこう言った。
今年で9回目になる小田和正のクリスマスライブ番組が昨夜MBSで放映された。
私は毎年この番組が好きで必ず見ている。
今年は小田和正が”前からやってみたかった企画”という事で著名なアーティスト21組34名が参加。
それぞれの代表曲を全員が支えあい歌い継いで行くこの企画。参加メンバーはいきものがかり、AI、松たか子、キマグレン、スターダストレビュー、鈴木雅之、佐藤竹善、JuJu、清水翔太、藤井フミヤなど豪華メンバーが揃う。
1年前から小田は各アーティストに賛同の願いの手紙を送り、幾度となく企画会議を行うが紆余曲折の連続。
小田から見ると息子くらいのアーティストの感性は、この企画自体が無理と言い切る。
制作スタッフとも意見の相違でたびたび頓挫するシーンが写しだされ、歌をなりわいとするもの同士のぶつかりあいがこんなにも難しいと小田は考えあぐねてしまう。
”やってみないとわからない”
スタジオ入りしたアーティストたちは小田のタクトで、学芸会の様に練習に励み、歌をつむいでいく。
4ヶ月前、3ヶ月前とカウントダウンされ各々のアーティストの表情はやがて高揚した喜びに変っていく。
やがて練習もフィナーレを迎え、打上の席で小田はタイトルを発表する。
22分50秒
やがて当日が訪れ、緊張の内にそれは始まった。
誰もが聞いた名曲がハイタッチで受け継がれ、完璧なまでのバッキングボーカルが怒涛の様に押し寄せる。
前に出すぎず、Proとしての最高の歌声が観客を涙させる。
喜びを越えた一体感。
やがて、大合唱を終えたアーティストたちに押し寄せたのは鳴り止む事のない拍手の嵐。
互いに抱きあい、褒めたたえるそれぞれの目には涙が流れた。
私はかつてこんな奇跡を見たことがない。
小田は最後にこう言った。
ホワイトクリスマスは痛い。 [クリスマス]
今年もクリスマスのシーズンがやってくる。
我が家の10歳と7歳の子供たちはまだサンタがいると信じているみたいだが、来年くらいはその魔法も効かなくなっている事と思う。
長男はPokemon関連で、長女は人形系のプレゼントが望みだそうで今からアタリをつけておくのも大変な仕事である。
私が現役のコーチの頃に思い出深いクリスマスの一日があった。
たしか、イブの夜は今年一番の冷え込みというふれこみで初雪の予報が出ていた。まさかのホワイトクリスマスである。平日にも関わらず大方の女性はレッスンの振り替えをし、仕事帰りのビジネスマンで賑わう男性中心のレッスンになってしまった。(失礼だが、まさかと思われる方も休んでられた記憶)
Photo by RARA (photos.jp)
インドアとアウトを週ごとにチェンジしながらレッスンするのだが、その日に限りアウトドアの端っこのコートで初中級のレッスンは始まった。ウォーミングアップを終え、ラケットによるの球出しを行った。厳しい寒さに備えて、第二関節から先の無い手袋を装着し球出しをするのだが、なにしろ半端な寒さでなかった。
ヒッティングした瞬間に次の4球をワシ掴みし球出しをするのだが、あまりの低温の為手袋にボールがくっつき始め、球出しがうまくいかなくなってしまった。おまけにチラホラ白いものが降り出し予告どうりのクリスマスとなってしまう始末。
吹雪になったしまったその夜はハロゲンライトでさえボールは見ずらく目を凝らしながら球出をしていた。次は私のクラスでもトップクラスのハードヒッターの番になった途端、嫌な予感が走った。
予感は的中し、彼のヒットしたボールは私の眼球へ。
一瞬立ち眩みがし、ラケットを放り出して、私はしゃがみこんだ。まぶたを開く事のできない状態がしばらく続き、おそるおそる目を開くと、あまりのピントの違いにコンタクトレンズがどこかに飛んだ事に気がついた。
私のクラスは大騒ぎになり、全員総出の捜索となってしまった。白いコートを這うように。
2,30分して、たまたま私の目を見た生徒さんが一言。「コーチ、目ー見てみ!」
トイレに駆け込み鏡ごしに良く見るとコンタクトレンズは眼球の裏側に回りこみ、かすかな光を放っていた。
私は充血した目で再びレッスン戻った。
独身時代の”イタイ”クリスマスイブだった。
我が家の10歳と7歳の子供たちはまだサンタがいると信じているみたいだが、来年くらいはその魔法も効かなくなっている事と思う。
長男はPokemon関連で、長女は人形系のプレゼントが望みだそうで今からアタリをつけておくのも大変な仕事である。
私が現役のコーチの頃に思い出深いクリスマスの一日があった。
たしか、イブの夜は今年一番の冷え込みというふれこみで初雪の予報が出ていた。まさかのホワイトクリスマスである。平日にも関わらず大方の女性はレッスンの振り替えをし、仕事帰りのビジネスマンで賑わう男性中心のレッスンになってしまった。(失礼だが、まさかと思われる方も休んでられた記憶)
Photo by RARA (photos.jp)
インドアとアウトを週ごとにチェンジしながらレッスンするのだが、その日に限りアウトドアの端っこのコートで初中級のレッスンは始まった。ウォーミングアップを終え、ラケットによるの球出しを行った。厳しい寒さに備えて、第二関節から先の無い手袋を装着し球出しをするのだが、なにしろ半端な寒さでなかった。
ヒッティングした瞬間に次の4球をワシ掴みし球出しをするのだが、あまりの低温の為手袋にボールがくっつき始め、球出しがうまくいかなくなってしまった。おまけにチラホラ白いものが降り出し予告どうりのクリスマスとなってしまう始末。
吹雪になったしまったその夜はハロゲンライトでさえボールは見ずらく目を凝らしながら球出をしていた。次は私のクラスでもトップクラスのハードヒッターの番になった途端、嫌な予感が走った。
予感は的中し、彼のヒットしたボールは私の眼球へ。
一瞬立ち眩みがし、ラケットを放り出して、私はしゃがみこんだ。まぶたを開く事のできない状態がしばらく続き、おそるおそる目を開くと、あまりのピントの違いにコンタクトレンズがどこかに飛んだ事に気がついた。
私のクラスは大騒ぎになり、全員総出の捜索となってしまった。白いコートを這うように。
2,30分して、たまたま私の目を見た生徒さんが一言。「コーチ、目ー見てみ!」
トイレに駆け込み鏡ごしに良く見るとコンタクトレンズは眼球の裏側に回りこみ、かすかな光を放っていた。
私は充血した目で再びレッスン戻った。
独身時代の”イタイ”クリスマスイブだった。
クリスマス深夜のお楽しみ [クリスマス]
毎年恒例になった”クリスマスの約束”をご存知だろうか?
今年で9回目になる小田和正のクリスマスライブ番組が昨夜MBSで放映された。
私は毎年この番組が好きで必ず見ている。
今年は小田和正が”前からやってみたかった企画”という事で著名なアーティスト21組34名が参加。
それぞれの代表曲を全員が支えあい歌い継いで行くこの企画。参加メンバーはいきものがかり、AI、松たか子、キマグレン、スターダストレビュー、鈴木雅之、佐藤竹善、JuJu、清水翔太、藤井フミヤなど豪華メンバーが揃う。
1年前から小田は各アーティストに賛同の願いの手紙を送り、幾度となく企画会議を行うが紆余曲折の連続。
小田から見ると息子くらいのアーティストの感性は、この企画自体が無理と言い切る。
制作スタッフとも意見の相違でたびたび頓挫するシーンが写しだされ、歌をなりわいとするもの同士のぶつかりあいがこんなにも難しいと小田は考えあぐねてしまう。
”やってみないとわからない”
スタジオ入りしたアーティストたちは小田のタクトで、学芸会の様に練習に励み、歌をつむいでいく。
4ヶ月前、3ヶ月前とカウントダウンされ各々のアーティストの表情はやがて高揚した喜びに変っていく。
やがて練習もフィナーレを迎え、打上の席で小田はタイトルを発表する。
22分50秒
やがて当日が訪れ、緊張の内にそれは始まった。
誰もが聞いた名曲がハイタッチで受け継がれ、完璧なまでのバッキングボーカルが怒涛の様に押し寄せる。
前に出すぎず、Proとしての最高の歌声が観客を涙させる。
喜びを越えた一体感。
やがて、大合唱を終えたアーティストたちに押し寄せたのは鳴り止む事のない拍手の嵐。
互いに抱きあい、褒めたたえるそれぞれの目には涙が流れた。
私はかつてこんな奇跡を見たことがない。
小田は最後にこう言った。
今年で9回目になる小田和正のクリスマスライブ番組が昨夜MBSで放映された。
私は毎年この番組が好きで必ず見ている。
今年は小田和正が”前からやってみたかった企画”という事で著名なアーティスト21組34名が参加。
それぞれの代表曲を全員が支えあい歌い継いで行くこの企画。参加メンバーはいきものがかり、AI、松たか子、キマグレン、スターダストレビュー、鈴木雅之、佐藤竹善、JuJu、清水翔太、藤井フミヤなど豪華メンバーが揃う。
1年前から小田は各アーティストに賛同の願いの手紙を送り、幾度となく企画会議を行うが紆余曲折の連続。
小田から見ると息子くらいのアーティストの感性は、この企画自体が無理と言い切る。
制作スタッフとも意見の相違でたびたび頓挫するシーンが写しだされ、歌をなりわいとするもの同士のぶつかりあいがこんなにも難しいと小田は考えあぐねてしまう。
”やってみないとわからない”
スタジオ入りしたアーティストたちは小田のタクトで、学芸会の様に練習に励み、歌をつむいでいく。
4ヶ月前、3ヶ月前とカウントダウンされ各々のアーティストの表情はやがて高揚した喜びに変っていく。
やがて練習もフィナーレを迎え、打上の席で小田はタイトルを発表する。
22分50秒
やがて当日が訪れ、緊張の内にそれは始まった。
誰もが聞いた名曲がハイタッチで受け継がれ、完璧なまでのバッキングボーカルが怒涛の様に押し寄せる。
前に出すぎず、Proとしての最高の歌声が観客を涙させる。
喜びを越えた一体感。
やがて、大合唱を終えたアーティストたちに押し寄せたのは鳴り止む事のない拍手の嵐。
互いに抱きあい、褒めたたえるそれぞれの目には涙が流れた。
私はかつてこんな奇跡を見たことがない。
小田は最後にこう言った。
ホワイトクリスマスは痛い。 [クリスマス]
今年もクリスマスのシーズンがやってくる。
我が家の10歳と7歳の子供たちはまだサンタがいると信じているみたいだが、来年くらいはその魔法も効かなくなっている事と思う。
長男はPokemon関連で、長女は人形系のプレゼントが望みだそうで今からアタリをつけておくのも大変な仕事である。
私が現役のコーチの頃に思い出深いクリスマスの一日があった。
たしか、イブの夜は今年一番の冷え込みというふれこみで初雪の予報が出ていた。まさかのホワイトクリスマスである。平日にも関わらず大方の女性はレッスンの振り替えをし、仕事帰りのビジネスマンで賑わう男性中心のレッスンになってしまった。(失礼だが、まさかと思われる方も休んでられた記憶)
Photo by RARA (photos.jp)
インドアとアウトを週ごとにチェンジしながらレッスンするのだが、その日に限りアウトドアの端っこのコートで初中級のレッスンは始まった。ウォーミングアップを終え、ラケットによるの球出しを行った。厳しい寒さに備えて、第二関節から先の無い手袋を装着し球出しをするのだが、なにしろ半端な寒さでなかった。
ヒッティングした瞬間に次の4球をワシ掴みし球出しをするのだが、あまりの低温の為手袋にボールがくっつき始め、球出しがうまくいかなくなってしまった。おまけにチラホラ白いものが降り出し予告どうりのクリスマスとなってしまう始末。
吹雪になったしまったその夜はハロゲンライトでさえボールは見ずらく目を凝らしながら球出をしていた。次は私のクラスでもトップクラスのハードヒッターの番になった途端、嫌な予感が走った。
予感は的中し、彼のヒットしたボールは私の眼球へ。
一瞬立ち眩みがし、ラケットを放り出して、私はしゃがみこんだ。まぶたを開く事のできない状態がしばらく続き、おそるおそる目を開くと、あまりのピントの違いにコンタクトレンズがどこかに飛んだ事に気がついた。
私のクラスは大騒ぎになり、全員総出の捜索となってしまった。白いコートを這うように。
2,30分して、たまたま私の目を見た生徒さんが一言。「コーチ、目ー見てみ!」
トイレに駆け込み鏡ごしに良く見るとコンタクトレンズは眼球の裏側に回りこみ、かすかな光を放っていた。
私は充血した目で再びレッスン戻った。
独身時代の”イタイ”クリスマスイブだった。
我が家の10歳と7歳の子供たちはまだサンタがいると信じているみたいだが、来年くらいはその魔法も効かなくなっている事と思う。
長男はPokemon関連で、長女は人形系のプレゼントが望みだそうで今からアタリをつけておくのも大変な仕事である。
私が現役のコーチの頃に思い出深いクリスマスの一日があった。
たしか、イブの夜は今年一番の冷え込みというふれこみで初雪の予報が出ていた。まさかのホワイトクリスマスである。平日にも関わらず大方の女性はレッスンの振り替えをし、仕事帰りのビジネスマンで賑わう男性中心のレッスンになってしまった。(失礼だが、まさかと思われる方も休んでられた記憶)
Photo by RARA (photos.jp)
インドアとアウトを週ごとにチェンジしながらレッスンするのだが、その日に限りアウトドアの端っこのコートで初中級のレッスンは始まった。ウォーミングアップを終え、ラケットによるの球出しを行った。厳しい寒さに備えて、第二関節から先の無い手袋を装着し球出しをするのだが、なにしろ半端な寒さでなかった。
ヒッティングした瞬間に次の4球をワシ掴みし球出しをするのだが、あまりの低温の為手袋にボールがくっつき始め、球出しがうまくいかなくなってしまった。おまけにチラホラ白いものが降り出し予告どうりのクリスマスとなってしまう始末。
吹雪になったしまったその夜はハロゲンライトでさえボールは見ずらく目を凝らしながら球出をしていた。次は私のクラスでもトップクラスのハードヒッターの番になった途端、嫌な予感が走った。
予感は的中し、彼のヒットしたボールは私の眼球へ。
一瞬立ち眩みがし、ラケットを放り出して、私はしゃがみこんだ。まぶたを開く事のできない状態がしばらく続き、おそるおそる目を開くと、あまりのピントの違いにコンタクトレンズがどこかに飛んだ事に気がついた。
私のクラスは大騒ぎになり、全員総出の捜索となってしまった。白いコートを這うように。
2,30分して、たまたま私の目を見た生徒さんが一言。「コーチ、目ー見てみ!」
トイレに駆け込み鏡ごしに良く見るとコンタクトレンズは眼球の裏側に回りこみ、かすかな光を放っていた。
私は充血した目で再びレッスン戻った。
独身時代の”イタイ”クリスマスイブだった。